それぞれに真実がある。 (陽輔
ちょっと日が開きましたね。友人とカラオケでオールしたりしてました、ドモドモ陽輔です。
三、四年ぶりにあった友人も居たりして、久々に自分の高校時代を思い返しました。
いつの間にかたくさんの事を僕は忘れていたりして、ああ、こうやって気持ちを忘れていくのかと。若い感情が消えていくのかと少し恐ろしくなりました。勘弁してくれ。
久々に空想する教室も。テニスコートも。教師陣も。俺の中では影を潜めて、澱のように沈みきって浮かばない奴らばかりになっていたんですから。
んで。
人間一人でも忙しいのに、何人もの人間が一堂に会すれば、自分の一挙一動は誰かが注目していたりするものです。それが褒められたり、貶されたりする原因の一つになる訳です。
俺は、周りの奴らが凄く変わっていったなぁなんて思いました。
それは、表面的な物じゃなくて降り積もった過去って感じです。
どう考えても、何処か影が差してる。いつまでも若いままじゃいられないって事でね。
いやはや……何だか、不思議な時間を感じる二日間でしたね。
シャンディーガフの泡。カラオケの薄暗さ。詰め込まれた八人。
苦笑いの大人しい奴。元気で関西弁になった馬鹿な奴。
仕事を転職した奴。留年した奴。マスコミ関係に就職しようと一〇〇社受けた奴。
それぞれに戦いがある。
それぞれなんて遠い表現は嫌いだけれど。
あー俺だって俺なりに歯を食いしばろうなんて、彼らを見て思った。