もう五日も過ぎ去った本年  (陽輔

 石油ストーブの前に冷え切った足をつきだして、じりじりとあぶる。
 ばーちゃんが、都会は怖いのぅってテレビを見ながら言う。
 母さんは、田舎も一緒ですよと笑う。
 俺は新聞をテーブルに広げて、三面記事って何で後ろから数ページにあるんかなって思った。

 羞恥心が凄く流行っていたことを初めて知る。何か解散したらしい。
 テレビ見てなかったからなぁ、なんて笑った。

 小説を書こうとしても、どうにも書き出せない時期なので、大人しく読書に励んだ。
 あとはようやく東方が好きになってきたので、ニコニコで色々な動画を見た。
 二次創作で広がっていくキャラクター達。書き手によって、同じキャラクターが見せる様々な表情。
 すんばらしー。

 規則正しい生活。
 夜寝て、朝起きる。
 夢を見るのが結構な幸せ。

 内容は忘れてしまった。それでも、良い夢だった気がする。
 そんな朝。